カフェとライター
メンバーには自分で報告しろ、しばらくマンションから現場までべったり移動だ、
そう言われて家へ帰された。
家に帰った後、すぐに言われた通りメンバーに送ってから、そのまま自分のメッセージを眺めていると。
いつも返事遅い癖に。
こう言う時だけなぜか既読が早い。
あらた> え、、、?!
Rai >まじか!
光 >相手、憂ちゃんだよね?
うん < 戒李
光 >おっけー
zen.>りょ
理解よすぎないか。
思わず渇いた笑いが出てしまった。次に会った時にいじられるんだろうな、と少し会うのが億劫な気持ちにはなる。
ごめん、少し迷惑かける。と返事すれば
各々変なキャラクターの了解スタンプで返ってきた。
…俺も誰かが同じようになったら、まぁそう返すか、って感じだったけど。
「んで、密着は強制終了?」
「らしいよ。元々あと1週間くらいしかなかったしね」
「……」
「ちょうど戒李、クソ忙しい月間だったから、撮れ高は充分らしくて。今度、俺らに挨拶にはくるって言ってたよ」