【WEB版】空っぽ聖女と婚約破棄されましたが、真の力が開花したのであなたなんてこちらから願い下げです!~義姉に全て奪われたけど、銀竜公爵からの溺愛が待っていました~
「ではフレディ。下手の相手をさせて申し訳ないけれど、お願いするわね……」
「いえいえ、ダンスは楽しむことが一番ですから。どうぞお心を楽になさって下さい」
そういってフレデリクはリュミエールの手を優しく持ち上げ、ケイティが始めた伴奏に従い、ゆったりと体を揺らす。
「……そうそう。お上手ですよ。とても可愛らしく踊れています……」
「ちょっとフレディ……そういうことを言わないで」
リュミエールは恥ずかしそうにしながらも、なんとか彼の動きについていっているようだ。
やはり、連日の練習のかいあってか、思ったより型は頭の中に沁みついて来ているのだろう……動くのはあまり得意ではない様子だが、元々とても物覚えの良い少女なのだから。
(なぁんだ、大分形にはなって来ているではないですか……ちゃんと真面目に復習されているようですし、この調子であれば……ひっ!?)
パメラはつい飛び出しそうになった金切り声を口を塞いで止める。
「………………」
「いえいえ、ダンスは楽しむことが一番ですから。どうぞお心を楽になさって下さい」
そういってフレデリクはリュミエールの手を優しく持ち上げ、ケイティが始めた伴奏に従い、ゆったりと体を揺らす。
「……そうそう。お上手ですよ。とても可愛らしく踊れています……」
「ちょっとフレディ……そういうことを言わないで」
リュミエールは恥ずかしそうにしながらも、なんとか彼の動きについていっているようだ。
やはり、連日の練習のかいあってか、思ったより型は頭の中に沁みついて来ているのだろう……動くのはあまり得意ではない様子だが、元々とても物覚えの良い少女なのだから。
(なぁんだ、大分形にはなって来ているではないですか……ちゃんと真面目に復習されているようですし、この調子であれば……ひっ!?)
パメラはつい飛び出しそうになった金切り声を口を塞いで止める。
「………………」