【WEB版】空っぽ聖女と婚約破棄されましたが、真の力が開花したのであなたなんてこちらから願い下げです!~義姉に全て奪われたけど、銀竜公爵からの溺愛が待っていました~
まさかたった今、こんな宣言をされるとは思わなかった……彼の父が宿る猫の前で。
しかもそれには続きがあった。
「たまに妙なことを言うおかしな奴で、泣き虫だけど……俺は嫌いじゃない。だから、こいつと一緒になろうと思ってる」
「……ぇぇぇぇ」
……今、言うんですか!?
急にそんなことをレクシオールが言い出したので、リュミエールは茹で上がったように真っ赤になる。
「なんだ、お前はその為にこの家に嫁いで来たんだろうが……」
「そ、そうですけど……。あらためてはっきり言われると……その」
先程の決意がどこかにいってしまったように、リュミエールは目線を忙しなく動かす。
「今更恥ずかしがっても遅いぞ……フフ」
ふっきれたような彼の穏やかな笑顔が眩しい。
しかもそれには続きがあった。
「たまに妙なことを言うおかしな奴で、泣き虫だけど……俺は嫌いじゃない。だから、こいつと一緒になろうと思ってる」
「……ぇぇぇぇ」
……今、言うんですか!?
急にそんなことをレクシオールが言い出したので、リュミエールは茹で上がったように真っ赤になる。
「なんだ、お前はその為にこの家に嫁いで来たんだろうが……」
「そ、そうですけど……。あらためてはっきり言われると……その」
先程の決意がどこかにいってしまったように、リュミエールは目線を忙しなく動かす。
「今更恥ずかしがっても遅いぞ……フフ」
ふっきれたような彼の穏やかな笑顔が眩しい。