【WEB版】空っぽ聖女と婚約破棄されましたが、真の力が開花したのであなたなんてこちらから願い下げです!~義姉に全て奪われたけど、銀竜公爵からの溺愛が待っていました~
(懐かしい……私、この場所を知ってる? 夢……いえ、小さなころにここを誰かと訪れたのかしら。思い出せない……)
一人は自分とよく似た容姿だが、比べ物にならない位美しい女性。
そして、もう一人は……。
流れる銀糸の髪と、吸い込まれるような深い蒼の瞳。
(レックス……? いえ、違うわ。彼よりももっと柔らかな顔をしている。もしかしてあれは……あれが、レグリオなの?)
彼の瞳がそうだとリュミエールに直感させた。女性が彼の指に指輪を嵌め、二人が穏やかに笑い合ったところでリュミエールは揺さぶられ、意識を取り戻す。
「おい……大丈夫か!?」
「お、御嬢様、立ったままいきなりぼうっとされて……お、お気分に悪いところはありませんか?」
「えっ? ……ええ」
二人に心配され、リュミエールは周りを見回す。
「ごめんなさい、なんでもないの……これはきっとレグリオが誰かに贈られたものなのね」
一人は自分とよく似た容姿だが、比べ物にならない位美しい女性。
そして、もう一人は……。
流れる銀糸の髪と、吸い込まれるような深い蒼の瞳。
(レックス……? いえ、違うわ。彼よりももっと柔らかな顔をしている。もしかしてあれは……あれが、レグリオなの?)
彼の瞳がそうだとリュミエールに直感させた。女性が彼の指に指輪を嵌め、二人が穏やかに笑い合ったところでリュミエールは揺さぶられ、意識を取り戻す。
「おい……大丈夫か!?」
「お、御嬢様、立ったままいきなりぼうっとされて……お、お気分に悪いところはありませんか?」
「えっ? ……ええ」
二人に心配され、リュミエールは周りを見回す。
「ごめんなさい、なんでもないの……これはきっとレグリオが誰かに贈られたものなのね」