【WEB版】空っぽ聖女と婚約破棄されましたが、真の力が開花したのであなたなんてこちらから願い下げです!~義姉に全て奪われたけど、銀竜公爵からの溺愛が待っていました~
「……レックス?」
しかし、同意はしばらく帰って来ず、奇妙に間延びした静寂に首を捻るリュミエール。
「……大丈夫だ、おそらく奴らの要求は俺の身柄の方だろう。お前らに危害は加えさせん。それに……考えがある。今は言えんが、俺を信じてくれ」
「あなたがそう言うなら……」
彼の表情は目隠しのせいでわからないが、今度は力強い言葉で返答が帰って来て、三人はそれぞれ安堵のため息を吐く。
とはいえ、こんな状況でできることがあるのだろうか?
完全には疑念をぬぐい切れないまま、重たい沈黙を保ちながら四人は馬車に乗せられ、何処かへと運ばれて行った。
しかし、同意はしばらく帰って来ず、奇妙に間延びした静寂に首を捻るリュミエール。
「……大丈夫だ、おそらく奴らの要求は俺の身柄の方だろう。お前らに危害は加えさせん。それに……考えがある。今は言えんが、俺を信じてくれ」
「あなたがそう言うなら……」
彼の表情は目隠しのせいでわからないが、今度は力強い言葉で返答が帰って来て、三人はそれぞれ安堵のため息を吐く。
とはいえ、こんな状況でできることがあるのだろうか?
完全には疑念をぬぐい切れないまま、重たい沈黙を保ちながら四人は馬車に乗せられ、何処かへと運ばれて行った。