【WEB版】空っぽ聖女と婚約破棄されましたが、真の力が開花したのであなたなんてこちらから願い下げです!~義姉に全て奪われたけど、銀竜公爵からの溺愛が待っていました~
「貴様らッ、武器を捨てて投降しろ! つまらん内輪の争いに加担した位で命までは取らん! だがこれ以上抵抗するようなら、徹底的に殲滅せねばならんぞ!」
彼の言葉に覆面達はたじろぎ、リーダー格の男は首を振って膝をつき、手を上げた。
降伏のポーズ。
他の男達もそれにならい次々と戦意を失くし、地面に座り込んで動かなくなる。
――どうやら危機は去ったようだ……。
「……レックス! お怪我は!?」
周囲を固める王国軍の兵隊達が黒覆面を縛り上げてゆく中、剣を下ろしたレクシオールにリュミエールが抱き着こうとしたが……彼はその肩をつかむと、ひどく心配そうな顔で体中を見回し出す。
「お前こそどこも傷つけられてないだろうな!? 背中を見せてみろ!」
「だ、大丈夫、大丈夫ですから……」
リュミエールが彼をなだめると、レクシオールはようやっと彼女を解放しほうっと息をつく。
彼の言葉に覆面達はたじろぎ、リーダー格の男は首を振って膝をつき、手を上げた。
降伏のポーズ。
他の男達もそれにならい次々と戦意を失くし、地面に座り込んで動かなくなる。
――どうやら危機は去ったようだ……。
「……レックス! お怪我は!?」
周囲を固める王国軍の兵隊達が黒覆面を縛り上げてゆく中、剣を下ろしたレクシオールにリュミエールが抱き着こうとしたが……彼はその肩をつかむと、ひどく心配そうな顔で体中を見回し出す。
「お前こそどこも傷つけられてないだろうな!? 背中を見せてみろ!」
「だ、大丈夫、大丈夫ですから……」
リュミエールが彼をなだめると、レクシオールはようやっと彼女を解放しほうっと息をつく。