【WEB版】空っぽ聖女と婚約破棄されましたが、真の力が開花したのであなたなんてこちらから願い下げです!~義姉に全て奪われたけど、銀竜公爵からの溺愛が待っていました~
横目でちらりと確認した彼にパメラは手を打ち合わせ、少々大げさに喜ぶ。
「それはようございますね! 差し支えなければリュミエール嬢の練習相手は私がとも思っていましたが……婚約者でいらっしゃる公爵閣下がここにおりますれば、これ以上はございませんわ! 閣下、ぜひご検討を……」
「俺がか……? フレディで構わんだろう」
「何言ってるのさ、結婚相手に他の男とのダンスを勧める奴がいるか! もう……リュミエール嬢も彼と踊りたいですよね?」
「わわわ私、ですかっ!?」
「御嬢様……お口をお閉じ下さいませ」
言葉を受けたリュミエールはひな鳥のように口を開けたままになり、ケイティが優しくそれを閉じさせた。
「どうなのだ?」
「実は私……ダンスは、苦手でして」
彼女はレクシオールの言葉に恥ずかしそうに顔を赤らめる。
(本当なのかしら? ご謙遜では……?)
パメラはケイティの方を見たが……世話係の彼女も何とも言えない顔でそれを肯定している。
「それはようございますね! 差し支えなければリュミエール嬢の練習相手は私がとも思っていましたが……婚約者でいらっしゃる公爵閣下がここにおりますれば、これ以上はございませんわ! 閣下、ぜひご検討を……」
「俺がか……? フレディで構わんだろう」
「何言ってるのさ、結婚相手に他の男とのダンスを勧める奴がいるか! もう……リュミエール嬢も彼と踊りたいですよね?」
「わわわ私、ですかっ!?」
「御嬢様……お口をお閉じ下さいませ」
言葉を受けたリュミエールはひな鳥のように口を開けたままになり、ケイティが優しくそれを閉じさせた。
「どうなのだ?」
「実は私……ダンスは、苦手でして」
彼女はレクシオールの言葉に恥ずかしそうに顔を赤らめる。
(本当なのかしら? ご謙遜では……?)
パメラはケイティの方を見たが……世話係の彼女も何とも言えない顔でそれを肯定している。