【WEB版】空っぽ聖女と婚約破棄されましたが、真の力が開花したのであなたなんてこちらから願い下げです!~義姉に全て奪われたけど、銀竜公爵からの溺愛が待っていました~
「御嬢様はこれだけは本当に苦手で……。う~ん、一度見ていただくのが一番早いかと思いますねぇ……」
普段持ち上げてばかりでいそうなケイティすらこの発言。
これには逆に興味が湧き、パメラは彼女に実演を求めてみた。
「では一度、どれ程のものか見せていただけますか? 夜会などでは舞踏は必須ですし、できなくても覚えていただかねばなりません。悪い所があれば、助言くらいはできますので」
「……わ、わかったわ。あ、あの、レクシオール様……ご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いいたします」
さっと青ざめながらもリュミエールは、レクシオールを見上げる。
すると眉間にしわを寄せつつ公爵は、すっと白い手袋に包まれた手を差し出し、強引にその手を引いた。
「あっ……」
「赤くなったり青くなったり忙しい娘だ……音楽にあわせて踊るだけだろう」
「では、私が伴奏をさせていただきますので。パメラ嬢とフレディ様はお手本をお願いします。それでは、始めますね」
ケイティが困り顔で鳴らすゆっくりとしたテンポのワルツに合わせ、優雅に進み出て踊り始めた二人。
普段持ち上げてばかりでいそうなケイティすらこの発言。
これには逆に興味が湧き、パメラは彼女に実演を求めてみた。
「では一度、どれ程のものか見せていただけますか? 夜会などでは舞踏は必須ですし、できなくても覚えていただかねばなりません。悪い所があれば、助言くらいはできますので」
「……わ、わかったわ。あ、あの、レクシオール様……ご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いいたします」
さっと青ざめながらもリュミエールは、レクシオールを見上げる。
すると眉間にしわを寄せつつ公爵は、すっと白い手袋に包まれた手を差し出し、強引にその手を引いた。
「あっ……」
「赤くなったり青くなったり忙しい娘だ……音楽にあわせて踊るだけだろう」
「では、私が伴奏をさせていただきますので。パメラ嬢とフレディ様はお手本をお願いします。それでは、始めますね」
ケイティが困り顔で鳴らすゆっくりとしたテンポのワルツに合わせ、優雅に進み出て踊り始めた二人。