【WEB版】空っぽ聖女と婚約破棄されましたが、真の力が開花したのであなたなんてこちらから願い下げです!~義姉に全て奪われたけど、銀竜公爵からの溺愛が待っていました~
「……もう一度やるぞ。あの二人の動きをちゃんと見ろ。1・2・3……1・2・3のリズムだ。わかったか!?」
音楽が続き、フレデリク達が楽しそうに体を動かすのを見て、レクシオールは唸る。その様子にリュミエールは口をあわあわと震わせた。
「いい、1・2・3でございますよね? わかりました……。1・2・3……1・2・3」
「よし、では行くぞ」
そして再び二人は丁度いい所で体を動かし始め……られなかった。
「1……2・3っ!? ……っきゃぁぁぁぁっ!?」
「いだだだだっ! ――危ないっ!」
ぎゅるるん……すぽ~ん……、がしゃぁん、ぱり~ん!
わずかにずれたタイミングを取り戻そうとしたのか、リュミエールは変な動きで思いっきりレクシオールの腕を捻りながら体勢を崩し、足を引っかけ転倒。
挙句の果てに真上に飛ばした靴が頭上のランプを打ち抜き、降ったガラス片から公爵があわてて彼女を庇う。
音楽が続き、フレデリク達が楽しそうに体を動かすのを見て、レクシオールは唸る。その様子にリュミエールは口をあわあわと震わせた。
「いい、1・2・3でございますよね? わかりました……。1・2・3……1・2・3」
「よし、では行くぞ」
そして再び二人は丁度いい所で体を動かし始め……られなかった。
「1……2・3っ!? ……っきゃぁぁぁぁっ!?」
「いだだだだっ! ――危ないっ!」
ぎゅるるん……すぽ~ん……、がしゃぁん、ぱり~ん!
わずかにずれたタイミングを取り戻そうとしたのか、リュミエールは変な動きで思いっきりレクシオールの腕を捻りながら体勢を崩し、足を引っかけ転倒。
挙句の果てに真上に飛ばした靴が頭上のランプを打ち抜き、降ったガラス片から公爵があわてて彼女を庇う。