魔王の側近、妖怪と出会う【転生したら、魔王の側近でした×都の剣】
「……呪具使いを消す可能性がある、か」
ルーチェが呟くと、静かに話を聞いていた沙月は「でも、どうして呪具使いを恨んでるの?」と問いかける。
『私は、元人間。貴様とは違い、呪いに耐えられなかった者。呪具使いを、私は許サナイ』
ルーチェにとって聞き覚えのある声がして、ルーチェは反射的に声がした方を見た。
そこにいたのは、この世界に来る前にルーチェが見た、大きな狼のような姿をしたモンスターだった。
「……」
ルーチェ、クラル、ティム、アーサーの4人は沙月たちの前に立って戦闘態勢になる。
『……呪具使いを許さないのハ、昔の話。今は、人間自体を恨んでいル。だかラ、私は世界ヲ滅ぼす。そノ為にも、先に呪具使いを消サねばならない』
「どうして、そんなことを……!」
『…………そうだナ。今日ハ気分が良イから、特別に教えテやる。私ハ、呪具使いを嫌っていル家系……クロウディア家で生まれタ』
「……っ!!」
モンスターの言葉に、クラルは反応した。
『クロウディア家にハ、こんな風習がある。生まれツキ呪い耐性ノ高い子は、5歳になるまでに捨てなければならない……呪い耐性ガ高いと言うことハ、呪具使いになる可能性があるからナ』
ルーチェが呟くと、静かに話を聞いていた沙月は「でも、どうして呪具使いを恨んでるの?」と問いかける。
『私は、元人間。貴様とは違い、呪いに耐えられなかった者。呪具使いを、私は許サナイ』
ルーチェにとって聞き覚えのある声がして、ルーチェは反射的に声がした方を見た。
そこにいたのは、この世界に来る前にルーチェが見た、大きな狼のような姿をしたモンスターだった。
「……」
ルーチェ、クラル、ティム、アーサーの4人は沙月たちの前に立って戦闘態勢になる。
『……呪具使いを許さないのハ、昔の話。今は、人間自体を恨んでいル。だかラ、私は世界ヲ滅ぼす。そノ為にも、先に呪具使いを消サねばならない』
「どうして、そんなことを……!」
『…………そうだナ。今日ハ気分が良イから、特別に教えテやる。私ハ、呪具使いを嫌っていル家系……クロウディア家で生まれタ』
「……っ!!」
モンスターの言葉に、クラルは反応した。
『クロウディア家にハ、こんな風習がある。生まれツキ呪い耐性ノ高い子は、5歳になるまでに捨てなければならない……呪い耐性ガ高いと言うことハ、呪具使いになる可能性があるからナ』