マフィアな彼らに御用心
私が部屋に入った時からすでに快適な温度になっている。

避暑地と言えど、外は梅雨の開けた夏日。
日中の室内はエアコンがないと厳しい暑さになっている。

可愛らしいドレッサーの椅子に座ったが、直ぐに、くくりつけのクローゼットを開け持ってきた荷物を出しながら、ハンガーにシワになりそうなワンピースだけでも先に掛けておく。

窓を開けると、若干風が出てきているが、開ける事を戸惑うが、ここから畑が見えるくらいで、他には何もなさそうだった。

ただ、わかるのはかなり広い敷地の裏に畑があるという事。
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