マフィアな彼らに御用心

※二章 藤崎組

停車した車の外は、がらの悪そうな人達が、ずらりと並んでいる。

一人が叔父さんの方のドアを開ける

「おう、今帰ったぞ」

一斉に頭を下げて叔父さん=ボスに敬礼している。
私はと言うと背の高いイケメンの人に

「良くお越しくださいました。お疲れでしょ、お部屋にご案内致します」

叔父さんは先に中へ入っていき

「こちらのお嬢さんは大事な客人だ粗相のないようにな」

一斉に声が返ってくる。
私を案内してくれている人にも他の人は、深々頭を下げていた。

もしかして、この人も偉いの?
でも、怖い人ばっかりかと思いきや、イケメン爽やかな人もいるんだと少しほっとした。
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