双子怪盗Ⅰ Mission:怪盗専門の"怪盗"
「お、お、終わったー!!」

「説教なが…。」

お説教から約10分。心理学を使い、早めに開放された俺達。

やっと、このヒミツの目的についてちゃんと話すことができる。

「ねぇ、アク〜!早速だけどコードネーム欲しくない?」

「確かに…。」

"コードネーム"それは怪盗には必須の名前。本名がバレると面倒になりかねないから。

「なら…ファメは〈コードネーム:Ruby〉でどうだ?」

カッコ良さも大事だが、瞳が赤いことから怪盗R.Nにも分かってもらえる確率が高い。

「いいねぇ〜♪〈コードネーム:Ruby〉!
なら、アクは〈コードネーム:Sapphire〉ってとこ?」

「そうだな。」

ファメは〈Ruby〉を気に入ってくれたっぽい。

俺も〈Sapphire〉は悪くないように思える。

_これで、少しは怪盗らしくなってきたな。

にしても、まだ知らない怪盗R.Nの屈辱の見る。

そのために、怪盗という裏の仮面を被るのも少しは楽しそうだ。

…そう思う自分が心の隅にいた。
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