水と油の私達

マナ

泣いて叫んで喚いた後、合瀬くんに連れられて合瀬くん家に来てしまった。

恥ずかしい...

でも話を聞いてもらうなら今だ。

そう思い、ベッドに座って話始めた。

私の過去の話を。

「私が幸都と出逢ったのは小学生一年生の春。
いや、幸都“たち”かな。
幸都と悠希(はるき)三笠(みかさ)奈月(なづき)
まあとにかく、その4人と出逢ったのは小学校の入学式だった。
みんな珍しい髪色だったからスッゴい目立ってて、正直私、絶対関わりたくないって思ってたんだよね。
でもあっちは何故か私を気に入ったらしく、付きまとってきたんだよね。
それはもうしつこく。
でも、なんでだろね?
その後私もみんなのこと好きになっちゃって一緒にいたんだよね」
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