「君と一緒!」〜人形の彼と同棲したら〜
不審な荷物と警戒心の薄い私
両親と住んでいたマンションは、今は私たった一人。両親は数ヶ月前に亡くなった。
私は学校のあとのアルバイトを必要以上に長めに入れ、寂しさを紛らわせる毎日を送っていた。
「あれ…何だろう…?」
ある日。
休み前日のバイトから帰ると、私の家の前に置いてある見慣れない大きなダンボール箱。
宅配の荷物なんて頼んでいないし、何かを送ってくれる相手もいないはずなのに。
(配達間違いだよね…。でも宛先も送り主も書いてないみたい…何が入ってるんだろ…)
私は何も書かれていないその荷物をなんとか引きずって家の中に入れた。
「はあ…はあ…けっこう重いし、大きいから時間が掛かっちゃった…。でも、ほうっておくわけにいかないし…」
(でも、開けて平気かな…勢いで入れちゃったけど、爆弾だったり…人や死体だったらどうしよう…)
私はようやくそのことに気付く。
しかし疲れていたのに時間をかけて中に入れた手前放置するわけにもいかず、悩んだ末にやはり開けてみることにした。
私は学校のあとのアルバイトを必要以上に長めに入れ、寂しさを紛らわせる毎日を送っていた。
「あれ…何だろう…?」
ある日。
休み前日のバイトから帰ると、私の家の前に置いてある見慣れない大きなダンボール箱。
宅配の荷物なんて頼んでいないし、何かを送ってくれる相手もいないはずなのに。
(配達間違いだよね…。でも宛先も送り主も書いてないみたい…何が入ってるんだろ…)
私は何も書かれていないその荷物をなんとか引きずって家の中に入れた。
「はあ…はあ…けっこう重いし、大きいから時間が掛かっちゃった…。でも、ほうっておくわけにいかないし…」
(でも、開けて平気かな…勢いで入れちゃったけど、爆弾だったり…人や死体だったらどうしよう…)
私はようやくそのことに気付く。
しかし疲れていたのに時間をかけて中に入れた手前放置するわけにもいかず、悩んだ末にやはり開けてみることにした。
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