オフクロサマ
自分がどこへ連れて行かれているのか、これからどうなるのかなにもわからない。
真っ暗な世界……。
ハッと息を吸い込んで目を覚ますと、公会堂の中は熱がこもっていた。
エアコンのタイマーが切れてまるで蒸し風呂のようになっている。
慌ててリモコンを手に取りスイッッチを入れてホッと息を吐き出した。
こんなに熱い中で寝ていたから悪夢なんて見ちゃったんだ。
智香は手の甲で額の汗をぬぐい、ペットボトルの水を一口飲んだ。
すでにぬるくなっているけれど、なにもないよりはマシだ。
隣の布団では裕貴がまだ眠っていて、寝苦しそうに寝返りを繰り返している。
起こしたほうがいいだろうかとスマホで時間を確認すると、まだ朝の5時を回ったところだった。
公会堂の中が冷えてくると裕貴の寝返りも収まってきたので、もう少し寝かせておくことにした。
それにしてもひどい汗だ。
智香は音を立てないように外へ出ると、公会堂の横にある水道の蛇口を捻った。
ここは近くの湧き水から水を引いているらしく、新鮮で冷たくて美味しい水を飲むことができる。
真っ暗な世界……。
ハッと息を吸い込んで目を覚ますと、公会堂の中は熱がこもっていた。
エアコンのタイマーが切れてまるで蒸し風呂のようになっている。
慌ててリモコンを手に取りスイッッチを入れてホッと息を吐き出した。
こんなに熱い中で寝ていたから悪夢なんて見ちゃったんだ。
智香は手の甲で額の汗をぬぐい、ペットボトルの水を一口飲んだ。
すでにぬるくなっているけれど、なにもないよりはマシだ。
隣の布団では裕貴がまだ眠っていて、寝苦しそうに寝返りを繰り返している。
起こしたほうがいいだろうかとスマホで時間を確認すると、まだ朝の5時を回ったところだった。
公会堂の中が冷えてくると裕貴の寝返りも収まってきたので、もう少し寝かせておくことにした。
それにしてもひどい汗だ。
智香は音を立てないように外へ出ると、公会堂の横にある水道の蛇口を捻った。
ここは近くの湧き水から水を引いているらしく、新鮮で冷たくて美味しい水を飲むことができる。