オフクロサマ
お腹が膨れてふたりして眠気に襲われ始めたとき、ようやく目的地である美咲町に到着した。
眠気のせいで外の景色をあまり見ていなかったけれど、ここは随分とのどかな場所のようだ。
降り立った周辺に大きな建物はなく、セミの鳴き声が耳をつんざいてきた。
周囲に観光客の姿もなく、走り去っていくバスを呆然として見送る。
どこの県でもそうだけれど、過疎地というものは存在する。
人で賑わう駅から2時間30分も移動すればその様子が様変わりするものだ。
しかし、困ったことに人がいないと祭りについての質問ができない。
そもそもゴーサマとはいつ行われるものなんだろう?
友人たちはほんとうにそれに参加したんだろうか?
「これからどうする?」
振り向いて裕貴へ質問してみると、裕貴はすでにあるきだしていた。
慌ててその後をおいかける。
なにか行く宛があるのかもしれない。
自分たちが行動しやすいように泊まる場所を決めてこなかったため、常に大きな荷物を持っての移動は大変だった。
田舎に来たからと言って気温は対して変わらない。
眠気のせいで外の景色をあまり見ていなかったけれど、ここは随分とのどかな場所のようだ。
降り立った周辺に大きな建物はなく、セミの鳴き声が耳をつんざいてきた。
周囲に観光客の姿もなく、走り去っていくバスを呆然として見送る。
どこの県でもそうだけれど、過疎地というものは存在する。
人で賑わう駅から2時間30分も移動すればその様子が様変わりするものだ。
しかし、困ったことに人がいないと祭りについての質問ができない。
そもそもゴーサマとはいつ行われるものなんだろう?
友人たちはほんとうにそれに参加したんだろうか?
「これからどうする?」
振り向いて裕貴へ質問してみると、裕貴はすでにあるきだしていた。
慌ててその後をおいかける。
なにか行く宛があるのかもしれない。
自分たちが行動しやすいように泊まる場所を決めてこなかったため、常に大きな荷物を持っての移動は大変だった。
田舎に来たからと言って気温は対して変わらない。