オフクロサマ
☆☆☆
1時間ほどゴーサマを見学したあと、ふたりは宿へ戻ってきていた。
「ゴーサマ、どうでした?」
夜になってから部屋を出たことに気が付かれていたようで、戻ったらすぐに女将さんが近づいてきた。
「すごい迫力でした」
裕貴が素直に答えると女将さんは嬉しそうに微笑む。
「ゴーサマは村の宝です。あなたたちみたいな若い人たちが興味を持ってくれてとても嬉しいわ」
その言葉に嘘はないようで、ゴーサマに関する小冊子を手渡してくれた。
ここに泊まるお客さんは護法祭目当ての人も多いのだろう。
女将さんはこのパンフレットを切らしたことはないと言った。
「今日はもう遅いから、明日真一と唯に連絡してみよう。護法祭に参加したのかどうか」
「うん。そうだね」
宿に戻って昼間買っておいた焼きそばを食べて、お風呂に入るともう夜の10時が過ぎていた。
真一も唯もまだ起きていると思うけれど、自分たちが疲れの限界だった。
明日も動き回ることになるかもしれないし、早めに寝るつもりだ。
でかけている間にひかれていた布団に潜り込むと、ふたりはまたすぐに深い眠りについたのだった。
1時間ほどゴーサマを見学したあと、ふたりは宿へ戻ってきていた。
「ゴーサマ、どうでした?」
夜になってから部屋を出たことに気が付かれていたようで、戻ったらすぐに女将さんが近づいてきた。
「すごい迫力でした」
裕貴が素直に答えると女将さんは嬉しそうに微笑む。
「ゴーサマは村の宝です。あなたたちみたいな若い人たちが興味を持ってくれてとても嬉しいわ」
その言葉に嘘はないようで、ゴーサマに関する小冊子を手渡してくれた。
ここに泊まるお客さんは護法祭目当ての人も多いのだろう。
女将さんはこのパンフレットを切らしたことはないと言った。
「今日はもう遅いから、明日真一と唯に連絡してみよう。護法祭に参加したのかどうか」
「うん。そうだね」
宿に戻って昼間買っておいた焼きそばを食べて、お風呂に入るともう夜の10時が過ぎていた。
真一も唯もまだ起きていると思うけれど、自分たちが疲れの限界だった。
明日も動き回ることになるかもしれないし、早めに寝るつもりだ。
でかけている間にひかれていた布団に潜り込むと、ふたりはまたすぐに深い眠りについたのだった。