オフクロサマ
友人らの変貌ぶりはそれほどまで大きかったのだ。


「今度またなにがあったのかちゃんと聞いてみないといけないな」


「うん、そうだね」


でも今日はもう無理そうだ。


今彼らに連絡しても、反応してくれるとは思えない。


モヤモヤとした気持ちを抱えたまま、ふたりは無言で烏龍茶を口にしたのだった。
< 9 / 220 >

この作品をシェア

pagetop