アイドルに恋した日
授業はどんどん進んでいき、昼休みになった。


マネージャーからの言う通り、学校の駐車場に向かう。

「俺ちょっと購買でパン買ってから行く!」


自由な行動に呆れながらもマネージャーのもとに向かう。



「すみませんっ!!!」


大きな声で声かけられ驚きながら振り向くと。

昨日の女の子の姿だった。

走ってきたからなのか、少し息は荒く、

表情は太陽の光とマッチして眩しいかった。


彼女は俺に自己紹介をする。

思わず笑ってしまうが俺も自己紹介しないとと思い挨拶する。



「タクシー代返します!」


あれは、俺のやりたかっただけなのに返すと言い出し驚いたが、

どうやら彼女は財布を落としたようで慌てていた。


「ちょっと待っててください!」


そう言い捨て走り去っていった。

面白い女の子だな。

つい笑みがこぼれてしまう。



すぐに豹とマネージャーが着いたので車に乗り込む。

待っててとは言われたが、女の子からお金を受け取りたくはなかった。

そのまま、仕事に向かうことにした。
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