アイドルに恋した日
コンサートが終わったのに、ありがたいことに毎日忙しい。

学校にはあまり行けずそのまま高校3年生最後の夏休みが始まろうとしていた。



マネージャーの車の中は夏を感じる爽やかでアップテンポの曲が流れている。


少し遅れて登校したからか、校舎には人の気配が感じられなかった。



きっとみんな体育館に移動したんだろうな、、、。



「俺トイレ言ってから向かうわ〜」



豹とは別れ、先に体育館に向かうと既に始業式が始まっていた。




「うわぁ〜蒸し暑い、、、。」



自分のクラスの場所で校長先生の話を聞く。


ドンっ


体育館に響く音。

こんな蒸し暑いなか、1人や2人倒れて当然だろ、、、。



野次馬かのように音の主の方を見ると愛美の姿だった。



終業式が終わると同時に保健室に走った。
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