アイドルに恋した日
午前の授業が終わり、マネージャーのもとに向かうが


保健室で寝ていた女の子、愛美ちゃんの姿を見たいと思い

龍に嘘ついて先に行ってもらうことにした。


1年1組。

着くと同時に女の子が教室から勢い良く飛び出してきた。



あっ、、、財布。



財布を拾うと学生証が見えた。

愛美ちゃんのだ。



「あの、豹先輩ですよね?」

女の子の声。

愛美ちゃんが財布を取りに来たのかと思ったが、目の前にいたのは違う女の子だった。



「え、、はい。」


「その財布、友達のなので私が返しときます。」

少し強気な女の子は俺の手から財布を取り教室に戻っていった。




どこかで見たことあるような感じがした。

同じ学校に通っていたら数回すれ違っててもおかしくない。




深く考えるのをやめ、駐車場の方に向かうと愛美ちゃんと龍が話していたが、

また走ってどこかに向かっていった。



「あの女の子と知り合いなの?」

「昨日知り合いになった?っていう感じ?」


俺はマネージャーの車で昨日と愛美ちゃんが知り合った経緯を聞いた。



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