アイドルに恋した日
「家には誰かいますか?」

「そうだったわ。今日は家に娘が泊まりに来てるのよ」


よかった、、。胸を撫で下ろしていると、家の近くに着く。

女性が前から私の方に小走りで向かってくる。


「おかあさん!!!もう!どこに行ってたの!」

その言葉で娘さんだと確信した。


「おばあさんの娘さんですかね?」

「はい。ありがとうございます。助かりました」


娘さんは安心し、にこやかに笑いかけていたが、

おばあさんがいなくなった不安からか、目は赤く瞬きしたら涙が零れ落ちそうだった。


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