アイドルに恋した日

龍side

愛美に会える喜びからか、いつも以上に髪のセットしていた。


「龍兄さんおはよー、、、って何気合い入れてるの?」

グループの末っ子が寝癖つき、パジャマ姿で話しかけてきた。

まだ眠たいのか、目が全然開いていない気がする、、、笑


「いや、いつもどおりだよ。もしかして変?」

「うん。変。学校行くだけでそのセットは

平成の学園ドラマの撮影でもするんですか?って感じ」


ううぅ、、っ、、、。

心に言葉の重みで押しつぶされた感覚だ、、、。

せっかく早起きしてセットしたのを貶されショックだった。


「よし、パパがセットしてあげようかー?笑」


自分のことをパパと言う彼は、星兄。

最年長のはずなのにたまに5才児みたいなこと言うが、普段は頼れるリーダー(多分)


「あ、大丈夫です。」

「そんな事言うなよ〜寂しいじゃん」


朝から運動していたのか既に脳が起きている星兄は

いつもどおりスキンシップが多い。


「前、企画とは言えど変な髪型にされたの忘れてないからな!」


少し寂しそうにしながらリビングに戻っていった。

朝から元気で羨ましい。

「いつもと同じにするか」

結局いつもと同じヘアセットをし学校に向かう準備をした。
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