ゆめものがたり
自分の中に収めていく
バク「どうやら今日はここまでみたいだね」
ひろ「バクさん、みんなありがとう」
バクはひろの頭にポンと手を乗せる。
バク「いいかいひろ。世の中にも間違いがある。矛盾もある。そんな時、自分は平和でいたいと思ったら、心を止めるんだ。停止するんじゃなくて、静かに自分の中に収めていく」
ひろ「…僕にできるかな」
バク「今、すぐには無理かもしれない。でも今日、感じた時はあったろ。それが段々と長くなる。段々だ」
ひろ「うん」
バクが逆の手の指をパチンと鳴らす。
森に落ちたひとしずくのように世界が消える。
部屋に光が入ってくる。
…
ひろ「うーん、よく寝た」
ひろは時計を見る。
ひろ「まだ6時か」
ふと窓の外を見るとベランダに鳩が止まっている。
ひろは何故か言いたくなって
ひろ「鳩さんおはよう」
と声をかけた。
鳩は一瞬こちらを見たが、こくりと首を振ると空高く飛んでいった。
※この話は全てフィクションであり、実在の人物や団体などとは一切、関係ありません。
ひろ「バクさん、みんなありがとう」
バクはひろの頭にポンと手を乗せる。
バク「いいかいひろ。世の中にも間違いがある。矛盾もある。そんな時、自分は平和でいたいと思ったら、心を止めるんだ。停止するんじゃなくて、静かに自分の中に収めていく」
ひろ「…僕にできるかな」
バク「今、すぐには無理かもしれない。でも今日、感じた時はあったろ。それが段々と長くなる。段々だ」
ひろ「うん」
バクが逆の手の指をパチンと鳴らす。
森に落ちたひとしずくのように世界が消える。
部屋に光が入ってくる。
…
ひろ「うーん、よく寝た」
ひろは時計を見る。
ひろ「まだ6時か」
ふと窓の外を見るとベランダに鳩が止まっている。
ひろは何故か言いたくなって
ひろ「鳩さんおはよう」
と声をかけた。
鳩は一瞬こちらを見たが、こくりと首を振ると空高く飛んでいった。
※この話は全てフィクションであり、実在の人物や団体などとは一切、関係ありません。