ゆめものがたり

モンキチョウに乗って

ひろ「はじめまして。ひろです。よろしく」

ひろはぺこりと頭を下げる。

月花はロングの黒髪で、トップスはボーダーTシャツ、ボトムスは白のズボン。

面長の美人で、やや化粧が濃い。

年は30前後か。

月花「私はハーブティー頂いているけど、二人はどうする?」

バク「同じもので」

ひろ「僕も」

ほおずきの実の中はワンルームマンションくらいの大きさで、一面がオレンジ色 。

中は割と暖かかった。

月花「どうぞ」

月花がハーブティーを出す。

ハーブティーの上にお花が浮かべてあり、甘い香りを漂わせていた。

月花「こうすると花の蜜が溶けて、美味しくなるのよ」

ひろはハーブティーを口に含む。

すると体の疲れがすーっと引き、何だかリラックスしてきた。

月花がにこっと微笑む。

月花「さてと、バク。モンキチョウは2頭で良かったわね?」

バク「OK」

月花「この家の庭の塀の上に手配しておいたから、少ししたら行くわよ」

ひろ「今日はどこに行くの?」

バク「それは行ってからのお楽しみさ」

月花「あぁそれと近くの公園に才蔵がいるから、先にそっちに寄らせてね」

バク「いいよ」

月花が壁を手で押すとぱかっと穴が開き、外が見える。

どうやら3人とも体が小さくなっているらしい。

そこから塀に移動し、一頭のモンキチョウにバクとひろが乗る。

もう一頭のモンキチョウには月花が乗った。

モンキチョウをふわっと浮き飛んでいく。

※この話は全てフィクションであり、実在の人物や団体などとは一切、関係ありません。

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