幼馴染みの鍵が開いた瞬間から溺愛が止まらない
昨日は、びっくりして、混乱して、強いお酒飲みすぎた。
奏ちゃんには内緒だけど、昨日は奏ちゃんの妹の菜摘ちゃんと夕飯食べてた。
帰り際になって、爆弾落ちてきて、灰になった。というのも。
「緑ちゃん。素子、こないだの月曜日、とうとうお兄ちゃんに告ったみたいなんだ。」
「え?」
木下素子さんは菜摘ちゃんの高校の友人。半年前に会社でセクハラにあって、退職した可哀想な子。
「お兄ちゃん、店に来て時間潰してた素子に色々奢ってあげたり、話聞いて励ましたりしてたからね。前からお兄ちゃん好きだったみたいだから、色々勘違いしたかもしれない。」
「奏ちゃんは返事……」
「それがさあ。辛いことあって通常の感情じゃないかもしれないから、また働き出して落ち着いてから良く考えてみたほうがいい、とか言ったらしい。」
「は、そうなんだ。」
「それよりさあ、リハビリもかねてしばらく店で働かせてくださいって、素子が頼んだらOKしちゃったらしくて。来週、月曜日から来るらしいよ。困ったもんだ。絶対無意識だけど、素子は勘違いして喜んでた。緑ちゃん、いいの?このままで。素子は友達だし、事情も事情だからしょうがないけどさ。お兄ちゃん鈍感星人だから、はっきり言わないとダメだよ。このまま絆されて素子とどうにかなったって知らないよお。」
奏ちゃんには内緒だけど、昨日は奏ちゃんの妹の菜摘ちゃんと夕飯食べてた。
帰り際になって、爆弾落ちてきて、灰になった。というのも。
「緑ちゃん。素子、こないだの月曜日、とうとうお兄ちゃんに告ったみたいなんだ。」
「え?」
木下素子さんは菜摘ちゃんの高校の友人。半年前に会社でセクハラにあって、退職した可哀想な子。
「お兄ちゃん、店に来て時間潰してた素子に色々奢ってあげたり、話聞いて励ましたりしてたからね。前からお兄ちゃん好きだったみたいだから、色々勘違いしたかもしれない。」
「奏ちゃんは返事……」
「それがさあ。辛いことあって通常の感情じゃないかもしれないから、また働き出して落ち着いてから良く考えてみたほうがいい、とか言ったらしい。」
「は、そうなんだ。」
「それよりさあ、リハビリもかねてしばらく店で働かせてくださいって、素子が頼んだらOKしちゃったらしくて。来週、月曜日から来るらしいよ。困ったもんだ。絶対無意識だけど、素子は勘違いして喜んでた。緑ちゃん、いいの?このままで。素子は友達だし、事情も事情だからしょうがないけどさ。お兄ちゃん鈍感星人だから、はっきり言わないとダメだよ。このまま絆されて素子とどうにかなったって知らないよお。」