君となら

君が。(拓馬saido)

君が、僕の世界を変えたんだ。

この人生はすごく色あせている、と思った。
彼女なんてできたことないし、あ、まあ、女子からはめちゃくちゃ話しかけられるけど、ねぇ?
なんか興味ないし。
初恋なんてしたことないし、運命の人ってものに会ってみたい。
彼女持ちの男友達にからかわれるのも勘弁したいし。
いつも通り食堂にきてお昼ご飯食べてるだけなのに、女子が寄ってきて正直鬱陶しい。
もうちょっと静かに過ごしたい。ま、女子のことはガン無視だけど。
あ~あ、運命の人に会いたい。

  ***

チャイムがなって授業が終わった。
女子につかまると厄介なので一目散に教室を出た。
「はぁ、、、。」
疲れた。今日もやっと終わった。
今日も今日とていつもと同じように過ぎていく。
いつも通っている曲がり角を曲がった。
明日も同じ、つまらない人生を過ごして、、、、
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