Triangle Love 7 ~ 揺れる心は夏の蝶 ~
あたし達はお店を出て、駅に移動した。

時刻は18時過ぎ。

まだ遊べる時間ではあるけど、明日も学校だから今日はもう解散する。

ホームで電車がやって来るのを待っていた。

すると、あたしはヨウから名前を呼ばれた。

『あのさ、ミツバ。』

『なにー?』

『来週、めっちゃ楽しみだ!』

『あたしも!』

珍しいなと思った。

ヨウが自分の気持ちを、ストレートに言うなんて。

プシュー。

電車がやってきた。

あたし達は電車に乗り込んだ。

この駅からヨウは2駅先、あたしは5駅先に自宅があるから、各々そこで降車する。

『えぇ~。次は~○○~。』

車内にクセのあるアナウンスが響く。

電車が到着したようだ。

『じゃ。』

『またねー!』

ヨウは電車を降りた。

あたしは笑顔で手を振った。
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