Triangle Love 7 ~ 揺れる心は夏の蝶 ~
家を出て、駅に向かって歩き始めた。
『やっぱりお母さん、おもしろい人だよね!』
『そっちはおもしろいかもだけど、俺からしたらキツいって…。』
『あははっ!えー!なんで!』
あたしがそう言うと、ヨウは困り顔になった。
この困り顔がかわいい。
しばらく笑っていると、ヨウは困り顔から普通の表情に戻って言った。
『…それでさ。母さんはあぁ言ってたけど、マジで近いうちに泊まりに来ないか…?』
声が少し震えている。
緊張したのかな…?
泊まり…。
行きたいけど…。
ヨウのお母さんも来てねって、言ってくれてはいるけど…。
あたしは答えた。
『行きたい!でもね。絶対に行けるかはまだ分からないよ…?』
『…。』
『ほら。あたしも自分の親に言わないといけないとか、色々あるし!』
『だな。行けたらでいい。前向きに検討して貰えると嬉しいな。』
『うん!』
元気良く首を縦に振った。
そのタイミングでちょうど駅の前に着いた。
『送ってくれてありがと!じゃあね!』
『おやすみ。』
改札機を通る直前まで、ヨウはあたしを見送ってくれた。
『やっぱりお母さん、おもしろい人だよね!』
『そっちはおもしろいかもだけど、俺からしたらキツいって…。』
『あははっ!えー!なんで!』
あたしがそう言うと、ヨウは困り顔になった。
この困り顔がかわいい。
しばらく笑っていると、ヨウは困り顔から普通の表情に戻って言った。
『…それでさ。母さんはあぁ言ってたけど、マジで近いうちに泊まりに来ないか…?』
声が少し震えている。
緊張したのかな…?
泊まり…。
行きたいけど…。
ヨウのお母さんも来てねって、言ってくれてはいるけど…。
あたしは答えた。
『行きたい!でもね。絶対に行けるかはまだ分からないよ…?』
『…。』
『ほら。あたしも自分の親に言わないといけないとか、色々あるし!』
『だな。行けたらでいい。前向きに検討して貰えると嬉しいな。』
『うん!』
元気良く首を縦に振った。
そのタイミングでちょうど駅の前に着いた。
『送ってくれてありがと!じゃあね!』
『おやすみ。』
改札機を通る直前まで、ヨウはあたしを見送ってくれた。