魔女の瞳Ⅳ
私の返事なんて聞くまでもなく。
獣人態と化したジルコーと時貞は洋館の地下室へと降りていく。
かつて私と修内太が竜を退治したあの場所だ。
「てめぇとはもう一回やり合っておかなきゃならねぇと思ってたとこだ。ちょうどいい…この場でキッチリ白黒つけとこうや…得物を取れ」
「…その決闘、確かに受けた」
時貞が右手をかざすと、床に魔方陣が浮かび上がり、そこから彼の身の丈以上の刃渡りを持つ刀剣が姿を現した。
攻城刀だ。
時貞はそれをしっかりと握り締め、構える。
「ちょ、ちょっと!貴方達!」
本格的にまずい。
そう思って止めようとするものの。
「いくぜぇっ!」
「来い!」
逆効果だった。
私の声をきっかけに、二人の決闘は始まった。
先手必勝。
「----------------------ッッ!!」
いきなりジルコーは咆哮を上げる。
魂魄破壊(ソウルブレイク)。
先の戦いで時貞を追い詰めた決め技だ。
獣人態と化したジルコーと時貞は洋館の地下室へと降りていく。
かつて私と修内太が竜を退治したあの場所だ。
「てめぇとはもう一回やり合っておかなきゃならねぇと思ってたとこだ。ちょうどいい…この場でキッチリ白黒つけとこうや…得物を取れ」
「…その決闘、確かに受けた」
時貞が右手をかざすと、床に魔方陣が浮かび上がり、そこから彼の身の丈以上の刃渡りを持つ刀剣が姿を現した。
攻城刀だ。
時貞はそれをしっかりと握り締め、構える。
「ちょ、ちょっと!貴方達!」
本格的にまずい。
そう思って止めようとするものの。
「いくぜぇっ!」
「来い!」
逆効果だった。
私の声をきっかけに、二人の決闘は始まった。
先手必勝。
「----------------------ッッ!!」
いきなりジルコーは咆哮を上げる。
魂魄破壊(ソウルブレイク)。
先の戦いで時貞を追い詰めた決め技だ。