魔女の瞳Ⅳ
『消滅』の魔術。
かつてホムンクルスとの戦いの時、決め技として放った高等魔術だ。
有無を言わさず、その存在を無へと還す。
その魔術を。
「ぬあああああああっ!!」
ホプキンスは左腕一本で受け止める!
その際に生じた衝撃波が周囲の建造物を損壊させる。
爆風によって民家の瓦が、街路樹の葉が、空へと舞い上がった。
「ああぁあぁっ!!」
強引に、消滅の魔術を天空へと軌道修正して打ち上げるホプキンス。
勿論無傷ではない。
代償として、左腕の肘から下はごっそりなくなってしまっている。
しかし、ホムンクルスの肉体を丸ごと消し飛ばした消滅の魔術をそれだけの被害で食い止めた事を思えば、ホプキンスの力は容易に想像がつく。
「悪魔の力…思い知ったか」
荒く呼吸をしながらホプキンスが笑う。
「ゼェゼェ言いながら勝ち誇ってるんじゃないわよ」
私は再び魔力の収束に入る。
「やらせはせんよ!」
魔術を行使などさせんとばかりに。
ホプキンスは突進してくる!
かつてホムンクルスとの戦いの時、決め技として放った高等魔術だ。
有無を言わさず、その存在を無へと還す。
その魔術を。
「ぬあああああああっ!!」
ホプキンスは左腕一本で受け止める!
その際に生じた衝撃波が周囲の建造物を損壊させる。
爆風によって民家の瓦が、街路樹の葉が、空へと舞い上がった。
「ああぁあぁっ!!」
強引に、消滅の魔術を天空へと軌道修正して打ち上げるホプキンス。
勿論無傷ではない。
代償として、左腕の肘から下はごっそりなくなってしまっている。
しかし、ホムンクルスの肉体を丸ごと消し飛ばした消滅の魔術をそれだけの被害で食い止めた事を思えば、ホプキンスの力は容易に想像がつく。
「悪魔の力…思い知ったか」
荒く呼吸をしながらホプキンスが笑う。
「ゼェゼェ言いながら勝ち誇ってるんじゃないわよ」
私は再び魔力の収束に入る。
「やらせはせんよ!」
魔術を行使などさせんとばかりに。
ホプキンスは突進してくる!