魔女の瞳Ⅳ
おかしな夢を見た以外は、いつもと変わらぬ一日だった。
今日も平穏無事に一日が終わる。
「修内太、帰りましょ」
隣の席の修内太に声をかけると。
「今日もメグさん、旦那と仲いいねぇ」
クラスの男子が冷やかす。
最近では私と修内太は公認のカップル、という図式が出来上がったらしくて、変な色気を出して私にアプローチをかけてくる輩もいなくなった。
修内太と常にセット扱いというのは如何なものかと思ったりしなくはないが、煩わしい告白が少なくなったので、これはこれでよしとする。
「今日も私んち寄るんでしょ?」
「ああ」
鞄片手に修内太が頷く。
…魔術修行は現在も続行中だ。
最近は、修内太の魔力量の増量に挑戦している。
薬草や薬品を毎日少量ずつ服用して、体内の魔力の蓄積量を増やしていく。
突然に大量には増えないが、これでも長い時間をかけた結果、数字にして二十程度の魔力を蓄積できるようになった。
昔の修内太が十程度の魔力しか持っていなかった事を思えば、大した進歩だろう。
今日も平穏無事に一日が終わる。
「修内太、帰りましょ」
隣の席の修内太に声をかけると。
「今日もメグさん、旦那と仲いいねぇ」
クラスの男子が冷やかす。
最近では私と修内太は公認のカップル、という図式が出来上がったらしくて、変な色気を出して私にアプローチをかけてくる輩もいなくなった。
修内太と常にセット扱いというのは如何なものかと思ったりしなくはないが、煩わしい告白が少なくなったので、これはこれでよしとする。
「今日も私んち寄るんでしょ?」
「ああ」
鞄片手に修内太が頷く。
…魔術修行は現在も続行中だ。
最近は、修内太の魔力量の増量に挑戦している。
薬草や薬品を毎日少量ずつ服用して、体内の魔力の蓄積量を増やしていく。
突然に大量には増えないが、これでも長い時間をかけた結果、数字にして二十程度の魔力を蓄積できるようになった。
昔の修内太が十程度の魔力しか持っていなかった事を思えば、大した進歩だろう。