しぃぴぃ~彼は年上のCPが好き?~
(じゃあ、その本人を待ち受けにすれば良いんじゃない?何でわざわざ、他の人を待ち受けに?)

「えーっと、よく意味が分かんないんですけど?」

あたしは、何と突っ込んだら良いのか分からなかったけど、一応質問を返してみた。

「…………。」

加村さんは、両手で鼻と口を隠して、上目遣いであたしを見た。

「…ちょっと、コッチ来て。」

囁くように言う。

ドク…ン!と、私の心臓が鳴る。

(え、えぇ!?)

あたしは、突然の言葉に一人慌てる。

(な……。何かそんな風に言われると緊張するんだけど!?)

ドクン。ドクン。

超緊張しながら、歩いていく。

「な、何です……。」

「俺の好きな人に似てるんだよね、この選手。」



「え っ…?」


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