しぃぴぃ~彼は年上のCPが好き?~
思わず、
「そんなっ!?……また、自分のことを否定していませんか?」
と、あたしは加村さんに詰め寄った。
「ううん。」
加村さんは、穏やかな表情でこちらを見ながら言った。
「『気持ちに応えられないけど、私は悠輝くんのことを、ここからずっと応援してるよ!』って、言ってくれたんだ、亜犁安さん。」
ほぅ……。
と、一息つき、加村さんは続けた。
「それを聞いたとき、何だか『フられたのが、辛い』なんて、全然感じなかった。『カウンセリングを辞める』って、決めた時点で、俺の真犁安さんへの恋……。って呼べるのかな、とにかく、好意の感情は、想い出に変わってた。」
室内の椅子に座り直して、加村さんは、あたしを見上げた。
「観月ちゃん。」
ずっと静かだった加村さんの声が、少し大きくなって、力強い感じを与えてきた。
「はい?」
あたしも、真剣に加村さんの顔を見た。
「ごめんね?」
「そんなっ!?……また、自分のことを否定していませんか?」
と、あたしは加村さんに詰め寄った。
「ううん。」
加村さんは、穏やかな表情でこちらを見ながら言った。
「『気持ちに応えられないけど、私は悠輝くんのことを、ここからずっと応援してるよ!』って、言ってくれたんだ、亜犁安さん。」
ほぅ……。
と、一息つき、加村さんは続けた。
「それを聞いたとき、何だか『フられたのが、辛い』なんて、全然感じなかった。『カウンセリングを辞める』って、決めた時点で、俺の真犁安さんへの恋……。って呼べるのかな、とにかく、好意の感情は、想い出に変わってた。」
室内の椅子に座り直して、加村さんは、あたしを見上げた。
「観月ちゃん。」
ずっと静かだった加村さんの声が、少し大きくなって、力強い感じを与えてきた。
「はい?」
あたしも、真剣に加村さんの顔を見た。
「ごめんね?」