しぃぴぃ~彼は年上のCPが好き?~
12.夏の空を見上げて
加村さんは、あたしに謝罪の言葉を述べた後、突然、想像もしないことを言った。
「好きだよ。」
「え……。」
あたしは、自分の耳を疑った。
「そんな……。急に加村さんが、あたしなんかを好きになる訳無いです……。」
あたしは、身体が固くなるのを感じながら、信じられない思いでいた。
「うん。だから、最初に謝った。まだ、この『好き』は、観月ちゃんが喜んでくれるような、『好き』じゃない……。と、思う。」
あたしは、座っているはずなのに、頭が立ちくらみのようにクラクラしてきた。
心の中が、ふわふわする。
ーずっと憧れてた人ー
ーずっと好きだった人ー
(私が喜べない『好き』。つまり、加村さんの『好き』は、恋愛感情じゃないみたいだ……。)
ー両想いになりたかった人ー
ーその人がー
「でも、この『好き』は、もっと深い『好き』に、なると思う。」
ー本当に?ー
「これから、抱き締めたり、キスをしたり、そういうことをする恋人には、観月ちゃん以外考えられないよ。」
加村さんは、あたしの大好きな、穏やかな微笑み顏で、そう言ってくれた。
「…………!」
「好きだよ。」
「え……。」
あたしは、自分の耳を疑った。
「そんな……。急に加村さんが、あたしなんかを好きになる訳無いです……。」
あたしは、身体が固くなるのを感じながら、信じられない思いでいた。
「うん。だから、最初に謝った。まだ、この『好き』は、観月ちゃんが喜んでくれるような、『好き』じゃない……。と、思う。」
あたしは、座っているはずなのに、頭が立ちくらみのようにクラクラしてきた。
心の中が、ふわふわする。
ーずっと憧れてた人ー
ーずっと好きだった人ー
(私が喜べない『好き』。つまり、加村さんの『好き』は、恋愛感情じゃないみたいだ……。)
ー両想いになりたかった人ー
ーその人がー
「でも、この『好き』は、もっと深い『好き』に、なると思う。」
ー本当に?ー
「これから、抱き締めたり、キスをしたり、そういうことをする恋人には、観月ちゃん以外考えられないよ。」
加村さんは、あたしの大好きな、穏やかな微笑み顏で、そう言ってくれた。
「…………!」