「役立たず聖女」だからと捨てられた私を拾って溺愛し大切にしてくれたのは、大国の冷酷非情な竜帝でした~真の聖女の加護の力が失われたと気がついても手遅れですし、助けるつもりはありません~
「荷馬車に荷物を積んでいるから、荷馬車をひいてきたい」、と。
ちょうど階段を降りきったところである。
二人とも足を止め、同時にうなずいた。
「お待ちを」
一人が言い、すぐに先頭を行く竜帝に伝えに行ってくれた。
そして、すぐに戻ってきた。
「バトーニ公爵令嬢、荷馬車はどちらに?ぼくが同道いたします。本隊とは、王都外で合流いたしますので」
彼が合図を送ると、もう一人の兵士は小走りに竜帝たちを追いかけていった。
お言葉に甘え、その兵士に付き合ってもらった。
厩舎に行き、顔見知りの厩務員にルーポの様子を見てもらった礼を言った。
それから、荷馬車に乗り込んだ。
兵士が馭してくれるという。
彼の隣に座り、王宮から出る近道を案内した。
王宮から街へ。そして、王都の外へ出た。
ちょうど階段を降りきったところである。
二人とも足を止め、同時にうなずいた。
「お待ちを」
一人が言い、すぐに先頭を行く竜帝に伝えに行ってくれた。
そして、すぐに戻ってきた。
「バトーニ公爵令嬢、荷馬車はどちらに?ぼくが同道いたします。本隊とは、王都外で合流いたしますので」
彼が合図を送ると、もう一人の兵士は小走りに竜帝たちを追いかけていった。
お言葉に甘え、その兵士に付き合ってもらった。
厩舎に行き、顔見知りの厩務員にルーポの様子を見てもらった礼を言った。
それから、荷馬車に乗り込んだ。
兵士が馭してくれるという。
彼の隣に座り、王宮から出る近道を案内した。
王宮から街へ。そして、王都の外へ出た。