揺れる瞳に恋をして
でもだからって

夏希を好きじゃなくなるなんて

出来るわけない

「夏希、これ」


おもむろに袋を出す

「…これ」

「今年のプレゼント」

「ありがとう…手袋?大事にする」

嬉しそうに受け取る姿を見て

良かった…と思う反面

「じゃ…」

もう…
夏希を好きでいるのに疲れている自分もいる

窓を閉めようとしている時

「ちー」

夏希が話しかける

「…なに?」

「俺はちーが一番可愛いと思う」

「…っそ、う」


嬉しい、嬉しいけど…

でも…
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