揺れる瞳に恋をして
「話があってさ」

そういって来たのは公園

夏希は飲み物買ってくる
といってコンビニに行っている

「何?」

「千春はさ」


ブランコに座りながらゆらゆらと揺れる足を見つめる

「夏希の事が好きなんだろ?」


ピタッと私の動きが止まる

「…なんで?」

「いや、まあ…」

モゴモゴと口を濁す春樹

今、夏希の事が好きなのは
関係あるのだろうか



「俺さ」

話を続ける春樹


「千春が好きなんだ」
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