揺れる瞳に恋をして
だからといって
夏希が彼氏になるわけじゃない

お父さん達の言いつけ通り

高校生の間は待つつもり

…でもなんでそんな約束したんだろう

結婚…してくれるんだ…

「ちー」

「ん?」

「可愛い」

私の横でテレビを見ているはずだった夏希が
じっ…とこっちを見つめていた


「…やめてよ」

照れ隠しに顔を押さえる


ところで

「お父さんたちと…いつそんな約束したの?」

「…前?」

前って、どのくらい…
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