揺れる瞳に恋をして
「じゃあ、帰るわね」

「うん、気を付けてね」

やる事を済ませスッキリした麻耶は
イキイキとしながら自宅へ帰っていった

「…夏希?」

見送りを済ませて家に入ると
後ろからギュッと抱きしめる夏希

「ほんとに…ごめんね」

申し訳なさそうだ

「いいよ」

「…お詫びする」

そこまでしなくていいのに

どうしたんだろう

「何してくれるの?」

「…旅行中、俺夕飯作る」

ふふ、と笑い

「よろしくお願いします」

と言った

夏希のご飯が、楽しみだ




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