揺れる瞳に恋をして
「…狭いね」

私がつぶやく

「…暖かくて、いいじゃん」

夏希が話す

「ふふ、そうだね、あったかい」

なでなでと

夏希が私の頭を撫でる

「夏希、なんか今日やけに距離が近いね」

「ん〜…なんでだろう」

「なんか、あった?」

人肌が恋しくなるような事が…

あったのかな…?

「ちーが可愛いからかな」


…また

濁された

「そうですか〜」

「なんで怒ってるの」

「怒ってない」

「ムスッてしてる」

ほっぺをぶにっ、と捕まれ

「はなひへ」

「ふふ、かわいい…」


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