揺れる瞳に恋をして
その後は特に何も無く

家でご飯を食べて

お風呂に入って

一緒に寝た

何も無く

私はずっとドキドキしていた


「ただいまー」

両親も帰ってきて

夏希はやっと

家に帰れる

少し…寂しいけど
離れてる距離、1mだし
なんなら一緒に住む両親より近いや

「お土産沢山買ってきたから!」

「夏希ー!ちょっとー!」

夏希ママと私のママが
肩を組みあわせ夏希を呼ぶ

「ん、なに」

「お母さん達!今日は昼から飲み会パーティーだから!夏希の部屋かちーちゃんの部屋どっちかに泊まって!」

「え?」

「え?」


「よろしく!!」

バチンッと
2人が夏希にウインクする


「…」

眉間に皺を寄せ睨みつける夏希

おほほほー!と意気揚々する母2人
それを微笑ましく見る父2人

私は混乱して
頭がぴよぴよしている


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