揺れる瞳に恋をして
話がある
買い物を済ませ
1度自分の家に帰る
今日は課題もないし
ゆっくり出来そう
服を着替え
夏希の家に行く
「ちー、話がある」
「ん?なに?」
夕飯の仕込みだけ終わらせて
ゆっくり家事終わらせようかなと思っていた所だ
「明日から…」
「うん」
「登下校一緒に行けない」
「え…?なんで?」
小学校
中学校
高校
ずっと一緒にしてきた登下校
こんな急に
終わりが来るなんて
「ちょっと、うん…とりあえず行けない」
「そう…分かった」
凄く残念な気持ちを心の奥に押し込めて
絞りきった声で返事をした
「ちー…」
心配そうな目で夏希がこっちをみる
「…ごめん」
「気にしないで、大丈夫だから」