愛とは決して○○しないこと
新婚旅行の計画中の雄太とみどり。

「ただいま。」

「おかえりなさい。お疲れ様でした雄太。」

「今日は?どうだった?」

「うん。今日もお義母さんとスーパーで買い物して、酢豚を作ったよ。」

「マジで俺より一緒にいるよなぁ〜」

「さ、手を洗って、着替えてきてね。」

「は〜い」

最近のみどりと雄太の母由紀江は、由紀江の所で夕飯のおかずを作って、それをみどりは貰ってくるというパターンだ。

「「いただきます。」」

「お、美味い!コレはみどりの味付け?」

「ピンポン!当たり〜。やっぱり甘かった?」

「俺はこういう味がいいけど?」

「なら、良かった。」

「え、」

「私、間違えて砂糖を多く入れちゃったのをお義お母さんがいろいろとやってくれてここまでの味にしてくれたの。すごく技だよね〜」

「なんか楽しそうにやってくれてありがとう。」

「え、お義母さんと話をするとホッと癒されるよね。それにヨーロッパの話も教えてもらってて、新婚旅行もプランを考えてるんだ〜。
あとで雄太も見てね」

「うん。全て任せててゴメン。」

「大丈夫。楽しいもん!それよりプロジェクトはどう?」
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