愛とは決して○○しないこと

マンションの外で孝太が龍太に電話をし、
事情を説明する。

「父さん、俺から原田先生へ連絡するから！じゃあ」

〜…〜…
「もしもし原田先生。孝太です。
今、兄の大阪のマンションでドアを開けたら、女が起きてきて、どうやら兄と同じ会社でマンションの隣人のようですが、兄と愛し合ってるとか話てて、兄は同じ会社だけど知らない様子です。
はい。はい。
じゃあメールで住所おくります。
コレから〇〇警察署で事情聴取のようですし、兄の会社の部長さんもマンションへ来てくれるようです。　はい、はい。わかりました。
ありがとうございます。待ってます。では」ピッ！

「母さん、みどりさん、原田先生がこれからコッチに来るって。
たぶん、兄さんのストーカーだろうって」

「「ストーカー……」」

「孝太、私たちも警察署へ行くのよね。」

「ああ。状況を聞かれるな」

「「……」」みどりと由紀江は手を握り合っていた。

「大丈夫だよ。兄さんも知らない社員みたいだったしさ。」

「孝太、お父さんに電話して」

「うん。わかった」と孝太さんはお義さんに電話した。