愛とは決して○○しないこと
雄太が自販機で買って配る。
コーヒーを飲む。
「それにしても、ビックリしたよね。
〈貞〇〉かと思ったわオレ…兄さんは傘を竹刀代わりに良くあの場面で出来たよね」
「俺だってビックリしたさ〜。空き巣の犯人が部屋にいたと思ったからな。
咄嗟にみんなを守らなければ!っと思ったからかな。」
「岡安くんは秋に広いマンションへ移るからプロジェクトが本格的に始まる前に、荷物の整理に来たんだろ? あ!」
と部長さんは立ち上がり、
「岡安くん、奥さん、ご結婚おめでとうございます! 10月の披露宴も参列させていただきますね」
「「ありがとうございます。」」と雄太と私がお礼する。
田中部長さんはまたベンチに座り
「確かに、岡安くんが3月から東京へ出向してすぐに入籍だったから、女子社員たちが騒いでいたんだ。
岡安くんとお付き合いしたかった子が多かったからね。」
「俺と付き合いたい? 俺は誰からも告白もされませんでしたよ?」
「そうなの? 君は背が高くてイケメンで一流大卒だから社内で大人気の独身男性だったんだぞ?
知らなかった?」
「はい。コッチの言葉と仕事に慣れるまでかなり時間がかかったので…すみません。」
「田中くん!岡安くん!」とバタバタと2人の男性が入ってきた。
「あ、支社長、部長。すみませんお休みの日に…」
「岡安くん状況を説明してもらえるかな」
「はい。ではここではあれなので玄関ホールで」と4人で休憩室を出た。