愛とは決して○○しないこと
水曜日の飲み会は、三田くんが予約してくれた小洒落た創作料理のお店の個室だった。
お店の入口で三田くんと岡安くんが待っていた。
私と舞と東川くん3人で2人に近づく。

「「よう!」」
「岡安くん。久しぶり〜元気?」と舞。
「岡安くん関西弁喋れるようになった?」と私。
「岡安、漫才修行はどうだ?」と東川くん。
「オレ、芸人目指してないっちゅーの直人!」と岡安くんがハハと笑ってる。

「さぁ、入ろう」と三田くんが先頭でお店へはいる。
個室に案内されたが新しいお洒落なお店だった。

「三田くんお洒落なお店だね。」と私が言うとちょっと照れた三田くんは
「うん。後輩から教えてもらったんだぁ」

「だよなぁ〜三田がこんなお洒落な店でメシなんて想像できないわ」

「ひどい!直人。」
そう。三田くんは元柔道部の大きな体でこんなお洒落なお店より定食屋さんの大盛りをイメージしてしまうからだ。

舞と私がクスクスしてると、
「笑ってるみなさん〜。僕にも彼女ができました!」

「「「え〜」」」
「マジかよ〜三田。おめでとう!」と岡安くん。

「へへへ。」

「オイ三田。彼女の写真は?」

「この子だよ〜」とスマホを見せてくれた三田くん。

「可愛いじゃん!」と舞。
「良かったね。三田くん」と私。

「うん。高校のクラスメイトで半年前のクラス会から付き合う事になったんだ」

「やっぱり、結婚するのか?」と岡安くんが尋ねると…

「うん。そのつもりなんだ〜。へへ」と照れてる三田くんは幸せそうにしてる。
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