愛とは決して○○しないこと
またドヤドヤと４人が休憩室へやってきた。

「失礼致します。
気が動転しててご挨拶もせず大変申し訳ございません。
私、大阪支社長の中村と申します。」

「私は総務部、部長の菊池と申します」

「「「この度は、本当に申し訳ございませんでした！」」」と田中部長も一緒に頭を下げた。

「いいえ、先程田中部長さんにもお話し致しましたが、嫁の名前が出た途端、襲いかかってこられましたし、今後何かあると恐ろしいのでウチは顧問弁護士をつけます。
弁護士先生も東京からコチラに向かってますし。」

「はい。わかりました。
月曜日に本社とも相談してからになりますが、
岡安さん側は前山に対して訴訟を起こすという事でよろしいでしょうか。」

「弁護士先生の意見も聞いてからになりますが、たぶんそうなると思います。
会社を懲戒解雇されても、東京でウロチョロされたら困りますしね〜。
詳しい事は弁護士さんに相談してからになります。」

「はい。岡安さんの考えも会社での会議で伝えさせていただきます。」

「宜しくお願いします」と私たちは頭を下げた。
< 131 / 222 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop