愛とは決して○○しないこと
秘書検定
結局私たちは…
警察で事情聴取をされ原田弁護士と一緒に東京へ戻った。

****

翌日の日曜日に雄太さんが会社に呼ばれた。
雄太さんは原田弁護士と一緒に向かった。

本社の重役たち、大阪支社長、総務部長、本社と大阪支社の人事部長と、本社のプロジェクトの部長も入った会議に出席して、事情を説明。

その後の会議の結果は後日になったそうだ。
実家のマンションに戻った雄太も疲れていた。

「雄太、その総務部の子がストーカーなら大阪支社で働きたくないよな。」とお義父さん。

「うん。たぶんだけど…大阪には戻らずそのまま本社かもな」

「昨日、俺も副社長に話しをしたんだよ。」

「徹太「てった〉おじさん?」

「ああ。徹がな、ちょっと早いけど岡安に入れたらどうかって」

「え、俺を?」

「ああ、社長秘書見習で社長の仕事を教えたらどうだ?ってなぁ…」

「そうだね。正直…こんな事になって仕事やりづらいよ。まぁ大阪支社の話しだけどウワサは凄いからね」

「みどりちゃんも退職してるし、大丈夫だと思うが…」

「うん。みどりとも良く相談させて欲しい。」

「ああわかった。ただ俺も母さんも徹もお前たちが安心して暮らす事が一番だと思ってるんだよ」

「うん。そうだね。でも父さんの会社に入る時は
重役と社長秘書の畑山さんしか知らないから、役職につくまで偽名でもいいかな?」

「ああ。その方がいいかもな。秘書検定持ってるか?」

「え、秘書検定!無いわ〜ああヤバイな。
秘書検定の受験日は〜……6月は終わってる…
次は11月だわ…ん?
父さん、秘書検定の3級2級はパソコンで受験できるみたいだなあ…」

「じゃあそれを受験しろよ。受かってからだな。」
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